家具に向いた木

「木」は、地球が育んだ大自然の象徴であり、太古の時代から何万年もの間、常に私たちの暮らしの身近にありました。
家具に使用される木のほとんどが原木から箪笥様の板に加工して、
2・3年はゆっくり眠らせて乾燥させる必要があります。
ここでは主に国産の家具に使用される木の性質等について説明します。

欅(ケヤキ)

欅は古くから寺社建築に使用されており、国内広葉樹の中では最高品質の材といえると思います。
古くから護岸に使用されているため国内の蓄積は比較的多いほうです。
年輪の詰まった欅は乾燥が速く、軽くて加工がしやすいため高価です。
乾燥が早いですが水分の出し入れが激しいのでオイル仕上げの場合割れやすい性質があります。

桐(キリ)

桐だんすの特徴は、軽く、隙間が少なく、気密性が高く、
衣類などの収納物を傷めず長期に保護する事です。
桐は日本の木材中最も軽く、切削等の加工は極めて容易ですが、強度は劣ります。
湿気を通過することが少なく、割れや狂いが少ない為、
家具材、下駄材、楽器材、箱材など幅広く用いられています。
また、熱伝導率が極めて小さく、発火しにくいことから、金庫の内箱材として用いられます。
色調はくすんだ白色です。

楢(ナラ)

木目の美しい楢材はブナ科の落葉広葉樹です。
板目で見た年輪の木目が特徴で、その独特の木目は虎斑杢と呼ばれております。
見た目の木目の美しさと木質自体に硬さがあり、
家具材料以外にも建築内装材で建具や床材などにも使われております。
海外ではオーク材と呼ばれています。
見た目は美しいのですが高価です。

パイン材

日本だけでなく海外でも一般家具の材料としてかなり前から使用されています。
パインの木は松科の針葉樹になりますが種類が多く、日本の松もパイン材の一種になります。
食堂セットや食器棚、チェスト、デスクなど幅広い色々な種類の家具の商品に使われております。
使い込んでいくうちに日に焼け、落ち着いた飴色に変わっていきます。