昔の家具、木製の古民具、木工道具等昔には、昔の人の知恵が詰まっています。
ここでは昔の家具の一部を紹介します。
薬箪笥は、江戸時代から明治初期に使用されていました。
医者や薬屋などが薬剤を入れて置くのに用いた小さい抽斗(ひきだし)が沢山ある箪笥です。
丸い鐶(かん)と呼ぶ引手が沢山ぶら下がっていることから百目箪笥とも呼ばれています。
どこにどんな薬が入っているかすぐ見分けがつくように、
全ての抽斗に薬の名を書いた札が貼られていました。
船箪笥は江戸時代江戸時代から明治にかけて、商船に積み込まれて使われたもので、
狭い船内や携行にも便利なように小型化され、
荒海にも耐えられるよう頑丈な木組みと鉄金具で保護されています。
商取引に必要な帳面、金銭、印鑑、筆、硯などを収納していた
懸硯 (かけすずり) や帳箱 (ちょうばこ) のほか、羽織袴などの衣裳を入れた箪笥もあります。
また、船の利益は莫大なもので、船主の富と権力の象徴として装飾性の高いものも多いです。
刀箪笥は江戸時代に使用され、一見衣裳箪笥の下の部分のようにも見えますが、
衣裳箪笥と比べると奥行きが浅く、横幅は長いのが特徴です。
大小の刀を収めるのにちょうど良い寸法に作られた刀専用の箪笥です。
右下の小さな引き出しには、鍔の替えや手入れ道具などを入れていました。
材料は桐が使用されることが多く、湿気の侵入を防ぐ性質があり、
刀剣や美術品などの保存に適しています。